ADHDグレーゾーンの特性を持つ私が30代で思い切って転職できたわけ 

人生
記事内に広告が含まれています。

ADHDと言われる方は仕事で苦労することが多いですよね。

自分がADHDのグレーゾーンだと知ったのは、50歳の時でした。

過去に忘れ物が多かったり、言われた指示をこなすことができなかったりしていました。

そんな私ですが、50歳までに5回転職をしてきました。

ADHDの特性を知らなかった私が、なぜ転職ができたのかお伝えします。

ADHDの特性があっても転職はできる

私のADHDの特性は

  • 忘れやすい
  • 一つ覚えることがあると、その前のことを忘れる
  • 一つのことをしていても、急に興味が変わって前のことが中途半端になる
  • マルチタスクが苦手

です。

好きで仕事を選んだ

運転が好きという理由で、バスの運転手をしていたことがあります。

運転はマルチタスクの塊で、ただでさえ状況を確認するので精一杯なのにお客さんの対応もしないといけない。

ある時は路線バスでお客さんが降車ボタンを押しているのに、目の前に精一杯で降ろすバス停を通過したこともありました。

出勤時間が毎日変わるので、目覚まし時計を毎朝セットし直す必要がありました。

複雑な勤務体系に慣れず、勘違いで遅刻したこともありました。

それでも運転が楽しくて続けてきました。

しかしバス運転手特有の長い拘束時間が、私をだんだん苦しめるようになってきました。

タカヒロ
タカヒロ

バスの運転資格しかないな・・

と思っていたので、転職に優位になる資格を取り始めました。

こういったときはADHDの特性である「とにかくすぐ!」が役に立つみたいで、転職に向けて速攻で動いていました。

休みをすべて資格学校に通うことに当て、半年で5つの資格を取得しました。

タカヒロ
タカヒロ

これが転職に役立つのかなぁ・・

と感じてましたが、準備が整えば心が決まるもので退職を決意できました。

自由になるのもいいかと思い、次の職は決めずに退職しました。

なんとかなる

退職してから1か月はゆっくりしました。

焦りはなく、能天的な性格が幸いしたのかのんびりできました。

仕事探しでは、当時所有していた資格を十分に生かせることを目標に探しました。

平成18年頃ですが、今ほどネットで職を探す雰囲気はありません。

職安に毎日通い、1回で30分しか閲覧できないパソコンを時間を置いて何回も見に行ってました。

決めていたのは「現在所有している資格がすべて使える仕事」でした。

また、机の前に座りつづける仕事は絶対に向いてないと確信していたので、外で作業をしながら少し運転もできるような仕事を探していました。

1ヶ月ほど通った時に、バッチリ条件が合う会社が見つかりました。

勤務地が遠くなり給料も下がりますが、条件があまりにも合うので他には目をくれずすぐ面接の予約をしました。

結局無職だった期間は2か月で終わりました。

結局稼がないと生活できないから

ぶっちゃけ働かないと生活できません。

起業するなんてできないし、誰かが作った会社で働かせてもらうのが手っ取り早かったこともあります。

家族を持ち、子どもを育て生きていくためには必要なことだと言い聞かせてました。

仕方がない理由でも自分のやりがいを見つける

そんな生きていくための仕事でも、自分がやってみたいと思えることなら続けられるかもしれない。

また、同じバス業界へ転職しても同じことの繰り返しをしてしまう可能性がありました。

考え方を「運転してお客を安全に運ぶ」から「自分の運転が仕事で役に立つ」ことにシフトしました。

自分のやりたいことを変化させていったのです。

資格が活かせると自分に誇りが持てた

自分が持っている資格が増えたことで自信がつき、自己肯定感も上がって転職が前向きに考えられました。

こういった方向から、転職先を選ぶことも一つの方法ではないかと思います。

今の職場が嫌なら思い切って転職してみる

私と同じく、生活のために嫌な仕事を我慢して続けている方も多いでしょう。

何が嫌なのか、この仕事を続けていたら自分の人生はどうなっていくのかよく考えてみてください。

私はバスの運転手をしていて、このままだと「自分の時間」「家族との時間」が失われたまま過ごすことになると感じました。

退職して再就職ができたとしても、同じ給料をすぐにもらえる可能性は低いでしょう。

私は稼ぐお金が少なくなることよりも、取り返すことができない時間を優先しました。

新しい環境に馴染んでいくことも大変ですし、仕事も人間関係も一から作り直しです。

それでも今の仕事のままくすぶり続けて、ムダに時間を浪費するより転職にかけてみることをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました