聴く読書・読む読書 それぞれの特徴を紹介

読書
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本を「読む」か「聴く」か

本を読む方法として「読む」「聴く」の二つに分けられます。

どちらにも特徴がありますので、自分に合う方法を選びましょう。

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聴く読書

聴覚からの記憶の定着ができる

本の内容を朗読してもらうことで他者の声として聴けるインパクトがあり、記憶に残りやすくなります。

聴き取れない部分があった場合、その部分を脳が補足しようと働きかけてきます。

そのためインプットされやすくなります。

読書が苦手な人に向いている

視覚からの情報処理が苦手で文字を読むのがつらいと感じる人や、音楽を聴くのがとても好きな人には聴く読書が向いてます。

読むのが苦手な人は読書には向いてないと感じがちですが、聴くことで本を読むことができるようになります。

また、聴く速度を早くすることでたくさんの本を読めるメリットもあります。

本を読んだ後にもう一度聴く

読み切ってしまった本を聴きながら読むことで、まったく違ったものとして楽しむことができます。

視覚で入る情報と聴覚で入る情報は脳の使われ方が違います。

違うところを刺激するので内容をしっかり把握できます。

頭に入りやすい

・カクテルパーティー効果

人は特定の言葉を聴きだす能力があります。たくさんの人がいる中で特定の人の言葉を聴き分ける体験をしたことがあるでしょう。

自分にとって大切な情報は無意識に判断しています。

そのため頭に入りやすくなっています。

・メラビアンの法則

声だけが頼りの電話などは言葉使いなどで印象が決まります。

同じ内容でも、相手がぶっきらぼうに話してくるのと丁寧に話してくるのでは、こちらの聴く姿勢も変わってきます。

オーディオブックでは感情豊かに話してくれるように話してくれます。

そのため内容も頭に入りやすくなっています。

目の負担が少ない

本を読む時の状況によっては視力に影響することがあります。

暗い所で読んだり、悪い姿勢で読んだりすると目がとても疲れてしまうことがあります。

聴く読書は場所、明るさなど環境に左右されにくいことが特徴です。

目に負担が少ない本を読む方法として聴く読書は注目されてます。

読む読書

語彙力がつく

本を読むことは「共起情報」という言葉の意味や用法を学習する時の手がかりになります。

一つの単語から別の情報を想像できる言葉。つまり「どの単語が同じ文脈で出やすいのか?」という情報が共起情報になります。

また、自分が感じた感想を文章で書いてみることも語彙力をつけることにつながります。

自分の考えていることを、言葉にすることは意外と難しいことです。

形のない自分の気持ちを、形のある文字にしていくことで気持ちがきちんと理解できるようになていきます。

また、感想や内容を簡潔に説明することで言葉のレパートリーが増えていきます。

紙の本は編集者によって正しく修正・点検がされている

紙の本は出版社を通して販売されています。

お店に並ぶまでには、編集者や更生によって何度も修正・加筆がされています。

内容の意味の間違いや、表現の方法までありとあらゆる部分がチェックされてます。

そのため、言葉としての正しい知識を得ることができます。

脳が活性化する

「脳トレ」ゲームで有名な東北大学の川島隆太教授は

本を読むことで言語能力や記憶に関わる部分が刺激され広い範囲の領域が活発に動く

と言われてます。

本を読むと、視覚情報を処理する後頭葉や思考・創造に関わる前頭前野など大切な部分が大きく活性化するようになります。

想像力が増す

本を読む時は、文字から音声や映像を想像力で補わなければなりません。

目で文字を読んでいるだけに感じますが、実際は脳の中で音に変換されているのです。

その脳内で音に変換された音と、自分が知っている言語との組み合わせで言葉の意味を理解します。

また言葉で表された風景などは自分の記憶を頼りに思い出す作業が発生します。

見たことが無い物を、頭の中で想像することでイメージする力がついていきます。

コミュニケーション能力が向上する

本は読んでいる間は常に考えることが連続しています。

文章を理解する能力が求められ、文脈の流れを読み、流れに応じた発言をすることができるようになります。

また、読みたくない部分も読まなければならない。つまらないけど読まないと話がつながらない。

こうして、人とのコミュニケーションを取る時に必要な能力が鍛えられていきます。

ストレス発散になる

本を読むことで脳が集中し、セロトニンが分泌されるのでストレスが緩和されると言われてます。

小説などを読むと、登場人物に感情移入して共感する能力が発揮されます。

1日5分~6分の読書がストレスの発散になると言われてます。

まとめ

本を読む方法の「読む」「聴く」の特徴を書いてきました。

ほとんどの方が最初は「読む」読書から入ると思いますが、忙しい現代では「聴く」読書を選ぶ人も増えています。

自分に合う方法で読書を楽しんでいきましょう。

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