50代にもなると、仕事も人生もそれなりに経験を積んできているので「これで人生安泰」と思うでしょう。
だけどふとしたときに「このままでいいのかな?」「まだ何かを学べるのではないか?」こんな気持ちがよぎることってありませんか?
そう思いながら本屋に行っても、なかなか手を伸ばして買うことができない。
しかも最近は目が疲れやすくなってきて、文字を読むのがちょっとしんどい…。
読みたい本があるのに、読めない――そんなもどかしさ、私もよくわかります。
そんな本を読めないもどかしさを解消してくれるのが「オーディオブック」です!
本を“読む”のではなく“聴く”という選択肢。
通勤の電車の中、ウォーキング中、寝る前のリラックスタイム――
忙しい中でも、自分のペースで学ぶことができるツールです。
この記事では「学びたいけれど、文字を読むのがつらい」と感じ始めた50代のあなたに向けて、耳で楽しめるおすすめのビジネス書オーディオブックをご紹介します。
読書をあきらめかけていた方にこそ、ぜひ試してみてほしい内容です。

50代からの学び直しに「オーディオブック」という選択肢

本を読みたいけど、目がつらい・時間がない
本を読むのは好きだけど、最近ちょっと文字が見づらくなってきた——小さな文字で書かれている本を読むとそう感じます。
「老眼鏡をかけるということ」これが、もう本を読む気持ちを萎えさせる。
仕事や家のことが一段落して「今こそ何か学びたい」と思う気持ちはあるのに、まとまった読書時間を確保するのがむずかしい。
それでも本を読みたい!と思う方には、ぜひ「オーディオブック」をおすすめします。
聴く読書でインプットの質が変わる理由
オーディオブックは、プロのナレーターや俳優が本を朗読してくれる音声サービスです。
目を使わずに「耳で読む」ことで通勤や家事の合間、散歩中などスキマ時間を学びの時間に変えることができます。
不思議なもので、耳から入る情報は意外と深く記憶に残ります。
声のトーンや抑揚が、内容の理解や共感を後押ししてくれるんです。
主要オーディオブックサービスを徹底比較【Audible vs audiobook.jp】
今から始めるなら、どのサービスがいいのか?代表的な2つのオーディオブックサービスを比較してみました
Audible(オーディブル)とaudiobook.jp

月額1,500円で聴き放題。ナレーションの質が高く、海外書籍も豊富。

月額プランが複数あり、自分に合った価格帯を選べる。日本語書籍が充実していて初心者向き。
サービス名 | Audible(オーディブル) | audiobook.jp |
配信数 | 40万冊以上 | 27000冊以上 |
聴き放題対象 | 20万冊以上 | 15000冊以上 |
無料体験期間 | 30日間 | 30日間 |
再生速度 | 0.5倍~3.5倍まで調整可能 | 0.5倍~4.0倍まで調整可能 |
ジャンル | ビジネス書、小説、自己啓発、語学、児童書、海外の書籍や洋書も豊富 | ビジネス書、自己啓発、教養、文芸・落語、ライトノベル/アニメ/オリジナルドラマ、講演会 |
無料体験後の月額料金 | 1500円 | 833円 |
無料体験中の解約 | 可能 | 可能 |
どちらもスマホアプリからダウンロードができて、オフライン再生も可能になってます。
まずは無料体験から始めてみよう
Audible(オーディブル)、audiobook.jpどちらのサービスも30日間の無料体験ができます。
無料体験を利用して、まずは気になる1冊から試してみてください。
「本を耳で聴くのもアリだな」と感じたら、そのまま本格的に利用していきましょう。
オーディオブックのデメリット

読めない本がある
本によってはオーディオブックには無い本があります。
- マイナー・専門性が高い
- 注釈・図解が多い
- マンガやイラスト重視の本
これらのジャンルは用意されてないことがあります。
書き込みができない
聴いていて「ここ、大事!」と思っても、線やマーカーを引いたりができません。
勉強するために本を聴いているのに、これがあるとガッカリします。
読みたい場所へジャンプしにくい
紙の本のように「パラパラとめくって気になるページだけ読む」と言った自由度が、オーディオブックにはありません。
手ぶらで読める分、思った場所にすぐたどり着けないもどかしさがあります。
朗読者(詠み手)の声が好みに合わない
これは聴く人それぞれの個性によります。
内容が良くても、自分の感性に合わない声で本の内容を聴くのは少しつらいかもしれません。
購入価格が高い
オーディオブック内で本を単体で買おうとすると、かなりの高額になります。
- ナレーターによる朗読
- 録音スタジオでの収録
- 編集作業
などの工程がかかり、この人件費や設備費に費用がかかるため高額になりがちです。
オーディオブックのメリット

場所を選ばず聴ける
スマホ一つあれば、どこでも聴くことが大きな特徴です。
通勤の電車の中、家事をしている最中、ウォーキングをしながらなど様々なシチュエーションで利用が可能です。
本という物を持ち歩く必要もないので、手軽に使うことができます。
老眼・疲れ目でもストレスなく学べる
本を読むこと自体は好きでも、字の小ささに対応できなくて「昔みたいに集中できない」と感じると読書から遠ざかってしまいます。
オーディオブックなら目を使わずに本の世界に没頭できるので、夜寝る前や移動中でも目のストレスなく学び続けることができます。
通勤や家事中の「ながら時間」が学びに変わる
「○○しながら」で聞けるのがオーディオブックの魅力。
- 朝のウォーキング
- 夕食後の皿洗いの時間
- 通勤の電車内
上記のような場面でビジネス書を一冊聴き終えることも可能です。
本を大量に持つことがなくなる
本好きにとって悩みの種は、本の保管場所です。
本の内容をオーディオブックとしてスマホに入れて持ち歩くことで、本を保管する必要がありません。
いつでもどこでも好きな本を、スマホからすぐ取り出せることがオーディオブックの魅力です。
ビジネス書との相性が抜群
ビジネス書は、オーディオブックと相性が非常に良いジャンルです。
その理由は、章ごとに話題が区切られて要点がはっきりしているものが多いからです。
繰り返し聴くことで理解が深まるし、実際に職場や日常で活かすことができます。

実際に使ってみた!50代男性のオーディオブック体験談

朝の散歩が「学びの時間」に
「朝のウォーキング中にビジネス書を1章ずつ聴くのが日課になった。自然と知識が身についている感覚が心地いい」
いつもの道を歩くだけの単調な時間が、学ぶ時間に変身するのがオーディオブックです。
聴くことに集中するので、いつの間にかウォーキングが終わっていることも。
読書習慣が戻ったと感じる瞬間
「以前は目が疲れて本を開く気になれなかったけど、オーディオブックだと苦なく続く。通勤電車でも、昔みたいに”本に夢中になる感覚”が蘇った」
本は座っていないと読みにくいですが、オーディオブックは立っていても聴くことができるので状況に左右されず本のページをすすめることができます。
「寝落ち用」にも最適だった
「寝る前に『自己啓発系』の本を流すと、安心して眠れる。気がつくと耳からいい言葉が入ってきてるのか、翌朝ちょっと前向きな気持ちになる」
寝る前は副交感神経が優位になっていることが多く、前向きな言葉を聴くことでリラックスモードになっていきます。
50代におすすめ!オーディオブックで学べるビジネス書のジャンル

部下育成やチームマネジメントを学ぶ
これまでの経験を活かしつつ、若手や後輩の成長を支えたい——そう考える人には、リーダーシップやマネジメントに関するビジネス書がおすすめです。
最近の書籍は心理的安全性や1on1ミーティングといった新しい考え方も書かれており、最新の情報が得られます。
キャリアの棚卸し・セカンドキャリアに備える
キャリアの棚卸しや、今後の働き方を見つめ直すヒントが詰まった本もたくさんあります。
50代は「これからどう生きていくか」を考える大事な時期。
スキマ時間を活用してオーディオブックで繰り返し聴くことで、自分の価値観や方向性が見えてくるかもしれません。
老後資金や副業に備える「お金の教養」
ファイナンシャルプランナーが書いた入門書や最新の経済動向がわかる本など、耳で学べるお金の教養書も豊富です。
定年後の生活設計、副業、投資——お金の知識は、少しでも若いうちに身につけておきたい情報です。
心と習慣を整える自己啓発系
自己啓発や習慣化に関する本も重要になってきます。
長年のクセで、独りよがりになりやすくなっている考え方を変えていく。
「もっと自分らしく」「健康でいたい」「人の役に立ちたい」——そんな思いを支えてくれるのが、このジャンルです。
心の整え方、習慣の力、感情との付き合い方など、50代だからこそ響く言葉があります。
まとめ|オーディオブックで、50代からの人生にもう一歩の成長を
本を読むハードルを下げれば、人生はもっと豊かになる
これまで「読みたいけど時間がない」「目が疲れる」とあきらめていた本も、オーディオブックなら無理なく生活に取り入れられます。
読むことを「義務」から「楽しみ」に変えてくれるのが、耳で聴く読書です。
「目で読む」から「耳で聴く」へ、第一歩を踏み出そう
仕事に一区切りがつき、少しだけ時間に余裕ができた今。「自分のための時間」に、オーディオブックという新しい学び方を加えてみてはいかがでしょうか。
これからの人生を、もっと面白く、もっと深く味わうための一歩として——。
