トラックボールマウスが使いにくい理由
慣れが必要
慣れは、トラックボールマウスを使い始めた時にぶち当たる壁です。
今まで手首を始め肩から腕全体を使って動かしていたカーソルを、親指1本で動かすことに変化します。
手首で調整していた細かい動きを、指ですることになるので慣れるまでに時間がかかります。
この変化に慣れれ必要があるので、敬遠されがちになります。
カーソルの細かな操作が難しい
カーソルを動かすボールの転がりがよすぎるので、ミリ単位でカーソルを動かすことが難しくなります。
丸いボールを転がして細かな作業をするのには、相当な時間が必要になってきます。
図形や絵を描く場合などは、普通のマウスを使うかペンタブレットを使う方がよいでしょう。
価格帯が高め
高価である理由
①複雑な技術を必要とするため、部品数が多く製造コストがかかる
②普通のマウスに比べて需要が少なく大量に生産できない
③エルゴノミクス(人と機械の最適化)やデザインにこだわった製品が多い
高価ではありますが「使い慣れたら手放せない」と語る人は多いです。
最近は低価格の製品が出てきていますが、手のフィット感や高機能を求めると価格が高くなります。
清掃が必要
ボールに常に指が触れているため指の垢がボールに付いて転がりが悪くなり、スムーズにカーソルを動かせず作業効率が落ちてしまいます。
そのため、ボールを清掃する手間が増えてしまいます。
使う回数にもよりますが、私は週に一度本体からボールを外して清掃しています。
持ち運びが不便
トラックボールマウスは
・手にフィットさせるため大きく湾曲している
・ボールが稼働するためのスペースが必要
この2つの理由でサイズが大きくなり、持ち運びが不便になります。
高さ、幅と共にサイズが大きく、パソコンと一緒に入れるとカバンが太くなってしまいます。
家や会社など、移動させることがない場所での使用が適してます。
ゲームには不向き
ゲームは上下左右の移動が激しく、精密な操作も必要です。
指1本で動かすトラックボールマウスでは、その操作についていけない場合があります。
親指1本で動かすのと、肩から腕全体を使って動かすのとでは筋肉の使い方が大きく違ってきます。
ボタンが多い方が、役割を充てられるようになります。
ボタン数が少なく指の移動がしにくいトラックボールマウスは、ゲームには不向きと言えます。
左利き用が少ない
トラックボールマウスも含め基本的にマウスは、右利き用の製品が多くなっています。
ただでさえ少ない左利き用のマウスで、需要が低いトラックボールマウスになれば種類がグッと少なくなります。
左利き用トラックボールマウスの一つとして
エレコム M-XT4DRBK
があります。
実際使っている私の感想
私はトラックボールマウス(ロジクール M575)に変えてから約1年が経ちます。
最初こそ慣れませんでしたが、使い込んでいくたびに手放せなくなりました。
パソコンを使い始めたときは普通のマウスを使ってましたが、自分の手の骨格の形も関係するのか違和感が常にありました。
トラックボールマウスを使ってみてわかったのですが、マウスを使う時の手のひらを長時間下に向けることがしんどかったのです。
トラックボールマウスは角度がついているので、違和感がすこし減りました。さらに台座を購入して角度をつけました。
手の向きが自然になり、長時間のパソコン作業もストレス無くすることができるようになりました。
マウス本体を動かすことがないので省スペースですみますし、腕を動かさないので肩がこりにくくなりました。
まとめ
トラックボールマウスが使いにくい点について書いてきました。
私自身はとても使いやすいと感じてます。
高くない価格で販売されているモデルもありますので、一度ためしてはどうでしょうか。